センサー接続キット (Argoculus CONNECT+センサー) ご提供のお知らせ
IoTを始めたい方のための入門用に Argoculus 接続キットとセンサーを組み合わせた「センサー接続キット」をこの3月15日までの期間限定で販売いたします。Argoculus との接続に必要なゲートウェイソフトウェアのインストール(Raspberry Pi を選択された場合)、サーバーへの登録、センサーの配線を済ませた形で購入できますので、すぐに Argoculus を体験することができます。センサー接続キットは、以下の構成を予定しています。
1) Argoculus CONNECT (アナログ入力ユニット AIU-V01) 一式
2) Argoculus AWS クラウドサービス 3月末までスタートアッププランが無償
3) Raspberry Pi (オプション) 一式
4) センサー (オプション)
a. 農業センサー (SH-VT250) + 端子ボックス + 24VDC電源(配線済)
b. 照度計 (TENMARS社製 TM202電池式)
詳細につきましては、後日皆様にご案内いたします。
1) Argoculus CONNECT (アナログ入力ユニット AIU-V01) 一式
2) Argoculus AWS クラウドサービス 3月末までスタートアッププランが無償
3) Raspberry Pi (オプション) 一式
4) センサー (オプション)
a. 農業センサー (SH-VT250) + 端子ボックス + 24VDC電源(配線済)
b. 照度計 (TENMARS社製 TM202電池式)
詳細につきましては、後日皆様にご案内いたします。
Argoculus の機能と特徴
さて、前回は Argoculus を用いてセンサーをインターネットに接続する方法を解説しましたが、今回は具体的なセンサーの接続事例をご紹介します。前回に述べましたが、アナログ出力を持つセンサーは、 Argoculus CONNECT( アナログ入力ユニット AIU-V01、V02) を用いることで、簡単にプログラミングレスで Argoculus に接続することができます。アナログ入力ユニットは、入力されたアナログ信号を、決められたサンプリングレート( 10Hz) でA/D変換し、その値をUSBによりPC( あるいはシングルボードコンピュータ) に送信します。
注) Argoculus CONNECT についての詳細は、以下のページをご参照ください。
https://www.ssil.co.jp/product/argoculus/wp/gateway/
アナログ出力が電圧値でかつそのレンジが±5V以内であれば、Argoculus CONNECT で接続できます。出力がそのレンジを越えるもの( 0-10Vなど) や電流出力( 4-20mAなど) のケースでも、直流信号変換器を用いて、±5Vの範囲の信号に信号変換すれば、接続することができます。温度、湿度、熱電対、圧力、加速度、照度、CO2濃度、レーザ距離計など、各種センサーでの接続事例がありますが、ここでは、農業用センサーの例をご紹介します。
注) 直流信号変換器はいろいろありますが、例えば渡辺電気工業株式会社のページをご参照ください。
https://www.watanabe-electric.co.jp/product/main-genre/mainGenreCode/12/
ご紹介する農業用センサーは、農業用CO2・温度・湿度トランスミッターSH-VT250( 図1 SOHATECH社製、販売元:三協インタナショナル株式会社)です。今回、Argoculus CONNECTとの接続を行うためにアナログ出力が0-5Vの電圧出力のものを選択し、CO2センサーの出力レンジとしては3,000ppmのものを接続しました。ここでは社内LAN経由でインターネットへ接続したため、センサー以外に必要な機材は、以下のとおりとなりました。
ゲートウェイ用のシングルボードコンピュータ : Raspberry Pi
センサー用スイッチング電源 (24V、センサーへの電力供給用)
端子 ボックス( TMP-10B 株式会社タカチ電気興業)
Ar goculus CONNECT アナログ入力ユニット( AIU-V01 入力レンジ±5V)
信号線 (ビニルキャブタイヤ丸型 6芯)
なお、Raspberry Piと記載しましたが、WindowsPC でも問題なく接続できます。接続構成は、以下の通りです。
SH-VT250 ⇒ 端子ボックス ⇒ AIU- V01 ⇒ R aspberry Pi ⇒ L AN(インターネットへ)
接続作業は、以下の通りとなります。
1) 農業センサー SH-VT250 への信号線、電力線の接続 (図2)
SH-VT250 と電源やゲートウェイとの配線はユーザ自ら行う必要があります。屋外での使用が前提ですので、防水構造とするべくケーブルグランドを介し6芯の信号線を用い配線しました。このうち使用したのは5本( 電源+、GND、CO2センサー、温度センサー、湿度センサー)です。
2) 端子ボックスへの信号線、電力線の接続
端子ボックスでは、1)の5本の線を、アナログ入力ユニット( AIU-V01) に接続する3つのセンサー(CO2、温度、湿度) の6本の信号線 (それぞれのマイナス側はGNDと共通) と電源への線に接続します。端子ボックスまでは室外への配置を想定し、防水防塵仕様としました。
3) 農業センサー SH-VT250 信号線とアナログ入力ユニットとの接続 (図3)
アナログ入力ユニットとの接続では、サーバーに登録したセンサー信号とチャンネルの対応の通りに接続する必要があります。なお、アナログ入力ユニットは室内仕様です。
4) スイッチング電源の電力線と端子ボックスの接続
5) Argoculus CONNECT と Raspberry Pi の接続 (USB)
6) Raspberry Pi への Argoculus ゲートウェイソフトウェアのインストール
7) Argoculus サーバーへのセンサー、ゲートウェイの設定
これらの作業完了後、ブラウザーを起動し、そこから Argoculus を起動。IDとパスワードを入力することで、センサー信号をモニターできるようになります。SH-VT250 への配線に少し手間がかかりますが、それを除くと、各種設定も含め、1時間程度の作業で、リアルタイムのCO2、温度、湿度それぞれのセンサー信号をインターネットを介してブラウザー上で参照できるようになります。
図1 SH-VT250 の外観
図2 SH-VT250 内部の結線
図3 アナログ入力ユニットへの接続
https://www.ssil.co.jp/product/argoculus/wp/gateway/
アナログ出力が電圧値でかつそのレンジが±5V以内であれば、Argoculus CONNECT で接続できます。出力がそのレンジを越えるもの( 0-10Vなど) や電流出力( 4-20mAなど) のケースでも、直流信号変換器を用いて、±5Vの範囲の信号に信号変換すれば、接続することができます。温度、湿度、熱電対、圧力、加速度、照度、CO2濃度、レーザ距離計など、各種センサーでの接続事例がありますが、ここでは、農業用センサーの例をご紹介します。
注) 直流信号変換器はいろいろありますが、例えば渡辺電気工業株式会社のページをご参照ください。
https://www.watanabe-electric.co.jp/product/main-genre/mainGenreCode/12/
ご紹介する農業用センサーは、農業用CO2・温度・湿度トランスミッターSH-VT250( 図1 SOHATECH社製、販売元:三協インタナショナル株式会社)です。今回、Argoculus CONNECTとの接続を行うためにアナログ出力が0-5Vの電圧出力のものを選択し、CO2センサーの出力レンジとしては3,000ppmのものを接続しました。ここでは社内LAN経由でインターネットへ接続したため、センサー以外に必要な機材は、以下のとおりとなりました。
ゲートウェイ用のシングルボードコンピュータ : Raspberry Pi
センサー用スイッチング電源 (24V、センサーへの電力供給用)
端子 ボックス( TMP-10B 株式会社タカチ電気興業)
Ar goculus CONNECT アナログ入力ユニット( AIU-V01 入力レンジ±5V)
信号線 (ビニルキャブタイヤ丸型 6芯)
なお、Raspberry Piと記載しましたが、WindowsPC でも問題なく接続できます。接続構成は、以下の通りです。
SH-VT250 ⇒ 端子ボックス ⇒ AIU- V01 ⇒ R aspberry Pi ⇒ L AN(インターネットへ)
接続作業は、以下の通りとなります。
1) 農業センサー SH-VT250 への信号線、電力線の接続 (図2)
SH-VT250 と電源やゲートウェイとの配線はユーザ自ら行う必要があります。屋外での使用が前提ですので、防水構造とするべくケーブルグランドを介し6芯の信号線を用い配線しました。このうち使用したのは5本( 電源+、GND、CO2センサー、温度センサー、湿度センサー)です。
2) 端子ボックスへの信号線、電力線の接続
端子ボックスでは、1)の5本の線を、アナログ入力ユニット( AIU-V01) に接続する3つのセンサー(CO2、温度、湿度) の6本の信号線 (それぞれのマイナス側はGNDと共通) と電源への線に接続します。端子ボックスまでは室外への配置を想定し、防水防塵仕様としました。
3) 農業センサー SH-VT250 信号線とアナログ入力ユニットとの接続 (図3)
アナログ入力ユニットとの接続では、サーバーに登録したセンサー信号とチャンネルの対応の通りに接続する必要があります。なお、アナログ入力ユニットは室内仕様です。
4) スイッチング電源の電力線と端子ボックスの接続
5) Argoculus CONNECT と Raspberry Pi の接続 (USB)
6) Raspberry Pi への Argoculus ゲートウェイソフトウェアのインストール
7) Argoculus サーバーへのセンサー、ゲートウェイの設定
これらの作業完了後、ブラウザーを起動し、そこから Argoculus を起動。IDとパスワードを入力することで、センサー信号をモニターできるようになります。SH-VT250 への配線に少し手間がかかりますが、それを除くと、各種設定も含め、1時間程度の作業で、リアルタイムのCO2、温度、湿度それぞれのセンサー信号をインターネットを介してブラウザー上で参照できるようになります。
図1 SH-VT250 の外観
図2 SH-VT250 内部の結線
図3 アナログ入力ユニットへの接続