電磁界解析ソフトウェアEMSolution

ニュース

2024.12.04バージョン情報

EMSolution 2024.11.1をリリースしました。

EMSolution 2024.11.1をリリースしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 新機能
■input.jsonフォーマットに対応
 固定フォーマットテキストベースのinputファイルを,JSONフォーマットに対応しました。従来のテキストベースのinputファイルを用いてEMSolution 2024.11を実行すると,JSONフォーマットに変換された(inputファイル名).jsonファイルが出力されます。もちろん出力されたJSONファイルを用いて実行できます。
簡単にですがサンプルとPythonでのパラメータ変更例を示しましたのでご参照ください。
 ・input.jsonフォーマットの対応

■ TP-EEC法の補正回数の設定
 TP-EEC法の補正回数は従来制限がなく,補正ベクトルがほぼゼロの場合でも補正しておりましたが,補正回数を明示的に設定するオプションを追加しました。

input定義:
* NO_STEPS * INITIAL_TIME * DELTA_TIME * NO_DATA * CYCLE * N_CORRECT * N_BACK * TP_EEC_OPTION * TP_STEP * TP_STEP_OPTION * MAX_NO_CORRECTION *

MAX_NO_CORRECTION:TP-EEC法で補正される上限回数。デフォルト=0:回数指定なし

■ 解析途中の電流・電圧・コイル鎖交磁束のモニタリング機能
 これまで計算途中では計算結果を確認することができませんでした。そこでoutput_realtime(テキストフォーマット)とoutput_realtime.json(JSONフォーマット)に,CIRCUITとNETWORKの計算結果をステップごとに出力する機能を追加しました。デフォルトで出力されます。

■ エラー&ワーニング出力方法の変更
 エラー項目とワーニング項目の出力方法を変更しました。内容によって最初に項目が出力されます。
・invalid_argument:
 不正な引数。input設定パラメータに関する不備。

・logic_error:
 プログラムの実行前に検出可能なエラー。データ不整合に関する不備。
  例:スライド辺が設定されていないなど。

・runtime_error:
 プログラム実行時にのみ検出可能なエラー。
  例:メモリーアロケーションエラーや右辺項ゼロなど。

■ Pythonから実行可能なモジュールpyemsolを開発しました。
 βバージョンとしてリリース致しますので,もしご使用になられたい方は"こちら"からお問い合わせください。

<追加情報>output.jsonフォーマットの変更
 従来のoutput.jsonフォーマットは可読性が低かったため,より使いやすくするためにフォーマットを一新しました。簡単にですが仕様とPythonでのデータ抽出方法を以下にまとめました。
 ・output.jsonのフォーマット改訂

◆ バグフィックス
■ AC解析で線形計算が非常に時間がかかる場合がある
 2023.11にて修正した内容が他の計算で収束が悪化することが判明したため再度修正しました。
 →2024.11にて修正しました。

■ MESHED_COILを使用した場合に
 post_geomにMESHED_COILデータが正しく出力されない
 2023.11にてCOIL_MOTIONを拡張した際に入り込んだバグです。
 →2024.11にて修正しました。

2024.02.09バージョン情報

EMSolution 2023.11.1 をリリースしました。

ライセンス認証において,修正と拡張を行いました。

具体的にはパッケージを切り分け,追加モジュールとして購入いただけるように変更しました。

⇒パッケージ構成および追加モジュールは,こちらをご覧ください。

2023.12.04バージョン情報

EMSolution 2023.11.0 をリリースしました。

■EMSolution 2023.11 について
ライセンスプロテクト方式をFlexNetに変更しました。バージョン名も「r13.0」から「2023.11」に変更します。
新ライセンスプロテクト方式により,フローティングライセンスをWindows/Linuxともに使用することができます。
従来のプロテクト方式はr12.0までの対応とし,今後は新ライセンス方式のみでのサポートに移行します。

◆ 新機能
<重要>output.jsonフォーマットの変更
 従来のoutput.jsonフォーマットは可読性が低かったため,より使いやすくするためにフォーマットを一新しました。
 従来のoutputファイルの内容とほぼ同じ内容を三つのファイルに分けて出力します。

・ mesh_info.json
 メッシュに関する情報をjsonフォーマットとしてまとめたもの
・ convergence_history.json
 反復計算のSummary情報をjsonフォーマットとしてまとめたもの
・ output.json
 従来のoutput.jsonフォーマットを一新したもの。
 テキストで表示して項目が見やすくしました。
仕様は別途まとめていますのでご参照ください。

B_INTEGでのOpenMP並列計算のデフォルト使用
 B_INTEGはポスト処理で行われますが,従来r12.0まではOpenMPによる並列計算を実行するには追加モジュール"Parallel module"が必要でしたが,この度デフォルトでB_INTEG計算時にOpenMPによる並列計算ができるように仕様を変更しました。
使用するにはPARALLEL_NOに並列数を入力してください。

OUTPUT_STEP_NO機能の追加
 従来,リスタート計算時に出力されるステップ数は1からふりなおされていましたが,出力する開始ステップ番号を設定するオプションを追加しました。

 input定義:
  * INITIAL_STEP * DATA_TYPE * INITIAL_PHASE * MULTI * OUTPUT_STEP_NO *

 OUTPUT_STEP_NO:
  出力するステップ数の一つ前の番号。デフォルト=0

Bn=0またはHt=0境界面内の指定面要素によるHt=0面またはBn=0面の設定機能
 FAR_BOUNDARY_CONDITIONやNO_DIRICHLET_PLANE, NO_NEUMANN_PLANEで定義した境界面の一部を逆の境界条件(例えばDIRICHLET_PLANE(Bn=0)の一部の面をHt=0面)として定義したい場合に,境界面上の面要素を指定して境界条件を与えることができるようにしました。

 * NO_DIRICHLET_PLANE * NO_DIRICHLET_SURFACE *
 * NO_NEUMANN_PLANE * NO_NEUMANN_SURFACE *
  NO_DIRICHLET_SURFACE:Bn=0面を指定するプロパティ数
  NO_NEUMANN_SURFACE:Ht=0面を指定するプロパティ数

 NO_DIRICHLET_SURFACE>0,NO_NEUMANN_SURFACE>0の場合,以下の行を入力
 * PROP_IDS *
  PROP_IDS:面要素のプロパティID

磁性体以外の領域の磁界強度H出力機能
従来,MAGNETIZATION=-1:磁界強度の出力機能では磁性体領域のみの磁界強度Hを出力していましたが,非磁性体領域のHも出力するように変更しました。

◆ Bug Report
EMSolution 2023.11にて修正いたしました。
 inputファイルの一行読み込み方法改訂

 指定面通過電流の算出の修正

 面要素に対するチェック機能

 温度依存(TEMP_DEPEND)でのtemperature.datファイルのフォーマット不具合

2023.11.01お知らせバージョン情報

EMSolutionのリリースナンバー変更のお知らせ

次期EMSolution のバージョンアップでは、それまでのr12.0のようなリリース番号から、新しくYY.MMバージョンにリリース番号が変更になります。
例えば、2023年11月にリリースされたバージョンでは、以下のリリース番号となります。

  EMSolution 2023.11.X

マイナーバージョンアップの際は、Xが更新されます。

ご不明な点がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。

2022.07.26バージョン情報

EMSolution r12.0.19 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.19をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
dq-TP-EEC法
TP-EEC法の発展版として,三相交流をdq変換して補正できる方法を提案しました。PMモータ等の三相交流で動作する機器に適用でき,半周期よりも短い補正周期で補正することができる手法です。<=詳しくは"こちら"

Frozen permeability法
一度解析した結果を用いて透磁率を固定したリスタート解析ができるFrozen permeability法を実装しました。PMモータ解析で永久磁石源とコイル源を分離して評価することが可能です。<=詳しくは"こちら"

静磁界解析による永久磁石の着磁解析
永久磁石のBHカーブや着磁率を入力とした永久磁石の着磁解析機能を実装しました。
着磁解析結果を用いたリスタート解析も可能です。
 <=詳しくは"こちら"

指定面要素の電磁力出力による振動・音響連携解析
(MSC Nastran/Actranとの連携解析)

ティース表面の電磁力を出力するために,指定面要素の節点力を出力する機能を実装しました。出力ファイルをActranのWorkflowManagerに読み込ませることで,振動・音響解析をスムーズに実行することができます。操作方法や事例も紹介しています。
 <=詳しくは"こちら"

SUFCUR2でのコイル鎖交磁束出力
平角コイルなどのバルク導体をモータの巻線コイルとして渦電流を考慮して使用する場合,SUFCURの仕様が有用です。しかし,従来のSUFCURはPHICOILのようにグルーピングして設定することができず,出力される鎖交磁束も正しい値ではないものでした。そこでPHICOILと同様に使用できるSUFCUR2を実装しました。正しい鎖交磁束の出力も可能です。
 <=詳しくは"こちら"

COIL_MOTION解析時のCOIL運動による相互インダクタンスの考慮
COIL_MOTION時のCOILは磁場ソース(電流入力の起磁力源)として使用できましたが,静止コイルと移動コイル間の相互インダクタンスは考慮されていませんでした。この度,コイル移動に伴う相互インダクタンス分を考慮できるように改良しました。

Nastran BDFフォーマットでの発熱分布出力対応と温度依存解析機能
(TEMP_DEPEND)での初期温度データのNastran BDFフォーマットへの対応

POST_DATA_FILEL=3とすることで,post_geomに熱流体解析への受け渡しデータである発熱分布(HEAT)データである要素発熱密度をQVOLカードとして出力するようにしました。
また,節点温度データをTEMPカード(すべて20℃のダミーデータ)として出力し,熱流体解析結果の温度マッピングデータとして出力するようにしました。
熱流体解析結果の節点温度データをTEMPカードに上書きし,温度依存解析機能(TEMP_DEPEND)の初期温度分布データファイルであるtemperature.datの代わりに使用することができるようにしました。

静電界での誘電率及び定常電流解析での導電率の異方性
静電界解析(STATIC=2)の誘電率と定常電流解析(STATIC=3)の導電率の異方性入力に対応しました。EPS<0またはSIGMA<0とすることで,三方向異方性誘電率または導電率を磁界解析同様「* COORD_ID * FX(FR) * FY(FT) * FZ *」として設定することができます。

静電界および定常電流解析での指定節点に電位を与えるソースPOTNODE
静電界解析(STATIC=2)と定常電流解析(STATIC=3)で指定節点に電位を与えるPOTNODEソースを作成しました。
入力方法は"こちら"

*POTNODE * SERIES_NO * SURFACE_MAT_ID * NO_NODES * TIME_ID *
 POTNODE   1       11       20      1
* NODE_ID * VALUE *
  10   1.0
SURFACE_MAT_ID: 電位を与える節点を含む面要素プロパティ(オプション)
NO_NODES:電位を与える節点数
TIME_ID:時間関数,以下のVALUEとの掛け算により入力電位が決定される
NODE_ID:節点番号
VALUE:規格化電位(V)

◆ Bug Report
inputファイル読み込み時の一行の制限解除

Femap出力形式で面要素を使用した時のcurrentおよびforce_J_Bの出力エラー

2022.03.30バージョン情報

EMSI をアップデートしました。

EMSIをアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。
*2023年3月31日までご試用いただけます。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

2021.04.06バージョン情報

EMY をアップデートしました。

EMYをアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行プログラム(EMSolutionユーザー向け)

2021.04.05バージョン情報

EMSolution r12.0.18 を更新しました。

EMSolution r12.0.18を更新しました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

2021.03.30バージョン情報

EMSI をアップデートしました。

EMSIをアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

2020.11.20バージョン情報

EMSolution r12.0.18 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.18をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
複素対称行列ソルバーに,QMR-COCR法とQMR-COCG法を追加

交流定常解析で使用される複素対称行列ソルバーは,これまでCOCG法とCOCR法が実装されていましたが,新たに安定化を施したQMR-COCG法とQMR-COCR法を追加しました。
収束しにくかったり途中で発散してしまう問題では,COCR系の方が安定して収束させることができますので,ご使用ください。

実数対称行列ソルバーに,ICCR法を追加

これまで実数対称行列ソルバーはICCG法が主に使用されていましたが,この度ICCR法も実装しました。
COCR法同様,までCOCG法とCOCR法が実装されていましたが,新たに安定化を施したQMR-COCG法とQMR-COCR法を追加しました。
収束しにくかったり途中で発散してしまう問題では,COCR系の方が安定して収束させることができますので,ご使用ください。
ただし,収束判定条件がICCG法と変わりますのでご注意ください。

Nastranの二次要素の読み込みに対応

Nastran形式は,これまで四面体要素と六面体要素のみが二次要素の読み込みに対応しておりましたが,この度三角柱要素とピラミッド要素の読み込みにも対応いたしました。
ただし,EMSoluitonで二次要素として使用されるのは従来通り六面体と四面体のみとなります。
二次要素として読み込んでも一次要素として使用することもできます。

magneticファイルへの磁気エネルギーの出力をオプションでの出力に変更

r12.0.16にてmagneticファイルへ磁気エネルギーをデフォルトで出力するようにいたしましたが,COILを使用している場合にポスト処理時間がかなり増加してしまうことがわかり,デフォルトでの出力は取りやめ,magnetic=11で磁気エネルギーも出力するように機能修正しました。

inputファイルの読み込みルーチンの変更

inputファイルの読み込みルーチンを変更しました。従来通り使用いただけます。

使用メモリの出力機能(alloc_out)の削除

従来,解析時の最大使用メモリを算出するためにalloc_outファイルを使用しておりましたが,サポート向上のためのソースの整備に伴い,削除させていただきました。
alloc_outファイルとoutputファイルの最後に出力されるUsed regionは出力されなくなります。

渦電流解析A-Φ法でのPHI_OPTIONの扱いを変更

EMSolutionでは電気スカラーポテンシャルΦを時間積分量として扱っております。
STEADY_CURRENTで有効なPHI_OPTION=1は,これまで通常の渦電流解析では無効となっておりましたが,新機能開発のため,PHI_OPTION=1をスカラーの電気スカラーポテンシャルとして使用することに致しました。
交流定常解析や渦電流過渡解析でPHI_OPTION=1とした場合,収束特性も計算結果はほぼ一致しますが,PHI_OPTION=1とする必要性はありませんので,PHI_OPTION=0としてご使用ください。
なお,PHI_OPTION=1はまだ開発途中であるため磁場ソースの鎖交磁束Fluxが正しく出力されません。
ご使用にならないことを推奨します。


◆ Bug Report
 COIL_MOTION時のCOILジオメトリのpost_geomの出力を修正

 NODAL_FORCEの局所座標での出力を修正

 交流定常解析時の電圧入力時の磁場ソースのAVERAGEが出力されないのを修正

 Deformで回転運動時のポストデータファイルの修正

2020.03.31バージョン情報

EMSolution r12.0.16 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.16をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
磁気エネルギー密度分布の出力(magneticファイル)

magneticファイルに磁気エネルギー密度($J/m^3$)を出力するようにしました。
要素量として,elem-5に出力します。

電束密度と静電エネルギー密度分布の出力(electricファイル)

静電界解析(STATIC=2)で出力されるelectricファイルの内容を改訂しました。
CURRENT=1:電束密度($C/m^2$),CURRENT=2:電界強度($V/m$)に変更しました。
また,静電エネルギー密度($J/m^3$)を要素量としてelem-5に出力します。

LINE_INPUTの折れ線入力

スライド定義辺の定義方法であるLINE_INPUTはr12.0.1で線上ではなく線分でスライド面を抽出するように修正しましたが,折れ線で入力し,スライド面を抽出できるようにしました。

Femapポストデータファイルの新しいファイルフォーマット1051対応

r12.0.16より,Femapのポストデータファイル(magnetic等)は,新しいファイルフォーマット「1051」で出力されます。これに伴い,EMSIでの読み込みにも対応しています。

Windows版新USBライセンスキーのプレリリース

現在のWindows版USBライセンスキーSentinel SuperProの開発終了に伴い,新USBライセンスキーSentinel HASPへの移行を進めています。

正式リリースは次のバージョンアップとなりますが,r12.0.16より新USBライセンスキーもご使用いただけるようになります。

なお,新USBライセンスキーではr12.0.14以前の実行モジュールはご使用いただけなくなりますので,ご注意ください。

Femapフォーマットの入力メッシュファイルが20.1(2020.1)まで対応

pre_geom(2D).neuのFemap Neutral fileフォーマットが,EMSolution r12.0.14まではFEMAP v10.3までの対応となっていましたが,EMSolution r12.0.16よりFEMAP 20.1
(2020.1)まで対応いたしました。

Femapポストデータファイルの新しいファイルフォーマット1051対応

EMSolution r12.0.16より,Femapのポストデータファイル(magnetic等)は,新しいファイルフォーマット「1051」(FEMAP v10.2以降に対応)で出力されるようになりました。これによりファイルサイズが最大40%小さくなります。また,EMSIでの読み込みにも対応しています。

Femapフォーマットの出力メッシュファイルにプロパティデータを出力

出力メッシュファイルである「post_geom」,「boundary_surface」,「t_r_interface」のFemap Neutral fileフォーマットに,
プロパティデータおよびダミーのマテリアルデータを追加で出力するようにしました。

入力データの不備等により,ICCG反復計算時のエラー処理を追加

入力データのデータの不備等により,ICCG反復計算時の右辺ベクトルに「NaN」や「Inf」など数値でない値が検出された場合,直ちに計算を中止するように変更しました。

Windows版でバッチ実行した際のエラーメッセージウィンドウを出力しないように変更

Windows版で実行した際に,入力データの不備等で,エラーメッセージがウィンドウが表示されます。r12.0.16よりバッチ処理実行時はエラーメッセージを出さずにエラー処理して計算中止するように変更しました。


◆ Bug Report
 ・Playmodelのポスト処理のみを実行すると,計算が異常終了する。
 ・PHI_OPTION=1とした場合,誘導電動機のリスタート(AC→Transient)で
 回転子のトルクがおかしい。

 ・PHI_OPTION=1とした場合,SUFCURのポスト処理結果がおかしい。

2019.10.24バージョン情報

EMSolution r12.0.14をリリースしました。

EMSolution r12.0.14をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・outputファイルへの全ステップ出力をオプションに変更
 r12.0.10にてoutputファイルにはデフォルトで全ステップ出力するように変更したのですが,r12.0.10以前のようにデフォルトでは指定したステップのみ出力し,オプションにて全ステップ出力を指定するように再変更しました。新たにオプション「ALL_STEP_OUTPUT」(Handbook「7. 初期条件」)を追加し,ALL_STEP_OUTPUT=1の時のみ出力するように修正しました。

・低周波誘導電流解析の解析結果でステップ数が増えている。
 r11.2.3にて磁場ソースのプロパティに導電率を設定した場合,強制的にゼロとするように変更しましたが,磁場ソースに導電率を設定してオプションを追加して渦電流計算できるように変更しました。
 新たにオプション「CAL_Je」(Handbook「17.2 内部電流ソース」)を追加し,CAL_Je=1の時渦電流計算できるようにしました。

◆ Bug Report
・複素透磁率を使った解析結果(回路の電流値など)が大幅に異なる。
・磁場ソースを3個以上使用してRegularizationを使用した初期値をリスタート
 計算するとエラーとなってしまう。

・低周波誘導電流解析の解析結果でステップ数が増えている
・Jiles and Athertonモデルで磁気エネルギーmagnetic energyを出力すると
 強制終了してしまう。

・COILを使用した計算でmagneticファイルを出力するとメモリエラーとなる場合が
 ある。

・COIL使用時にICCGがNanになる場合がある。

2019.02.28バージョン情報

EMSolution r12.0.10 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.10をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・導電率の温度依存解析
導体の温度に対して導電率を変更して解析する機能を追加いたしました。導電率―温度曲線と要素またはプロパティの温度を設定して渦電流解析を行うことができます。

・磁化特性の温度依存解析
磁化特性(BHカーブ)の温度依存解析を追加いたしました。温度依存のように適当な物理量に依存したBHカーブを設定しても解析できるかと思われます。

・永久磁石の減磁解析
温度ごとのBHカーブを入力として計算ステップ中で温度が変更した場合にその温度のBHカーブを使用して解析できるように機能拡張いたしました。

・ポスト処理における周波数分解
周波数ごとのスペクトルを出力できるようにしました。

・任意導体断面の通過電流量出力
任意断面の通過電流量出力機能「CUR_FLUXオプション」について,例題を設けました。
通過電流量が必要となる解析対象,例えばバルク導体解析や三次元誘導機解析のロータバーとエンドリングの電流量の出力等にお使いいただければと思います。

2018.07.17バージョン情報

EMSolution r12.0.8 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.8をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・ポスト処理における周波数分解機能
磁束密度や渦電流密度を周波数分解するポスト処理機能を,機能制限はありますがリリースします。
未対応機能はCOIL_MOTIONのDEFORMの変形領域です。

・EMYのプレリリース
EMSolutionのinputファイルを汎用フォーマットYAMLベースで記述できるEMYフォーマットをプレリリースします。
入力項目をタグ指定で入力できるため,パラメータサーベイ等の設定がしやすくなると思われます。

◆ Bug Report
・永久磁石の減磁解析の磁化方向指定に関する不具合

2018.03.16バージョン情報

EMSolution r12.0.6 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.6をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・磁気特性モジュールを正式にリリースしました。
これまでリリースしていた,以下の4モジュールをまとめて磁気特性モジュールとしてリリースします。

    磁気特性モジュール
     ・二次元磁化異方性モジュール ( ANISOTROPY2D )
     ・ Jiles-Athertonモジュール
     ・永久磁石の減磁解析モジュール
     ・ 磁化特性(BHカーブ)と導電率の温度依存モジュール
     *なお,磁気特性モジュールはヒステリシスモジュールに含まれます。

・モータビヘイビアモデルを正式リリースしました。
PMSMやSyn.RMに使用できる鎖交磁束モデルによるビヘイビアモデルモジュールを正式にリリースしました。MATLAB/Simulinkでの非線形モータ素子として使用できます。

・静電場解析で帯電誘電体を模擬できるようにEPOTSUFを機能拡張しました。
これまで帯電モデルは導体の表面電荷として与えるのみでしたが,誘電体表面に表面電荷を与えて解析できるようにしました。

・EMSOJsonをプレリリースします。
 EMSolutionのoutputファイルに出力される物理量をJSONフォーマットとして出力する 機能”EMSOJson”を追加しました。r12.0.6より,新たにoutput.jsonファイルが出力されます。outputファイルはこれまで通りの内容で出力されます。JSONフォーマットはPython等で簡単にデータ抽出や処理ができますので,是非ご利用ください。
 詳しくは,モジュールもしくはインストーラ添付のEMSOJson_ドキュメント(html)をご参照ください。

・その他改善項目
 ◦時間変化関数の解析式にCOS式の位相を設定可能
  TCYCLEの次にPHASE4を追加しています。
  直流重畳三相電流を模擬できるようになります。

 ◦六面体と四面体の結合(QUAD_TRI)を2ポテンシャル境界で使用可能
  対応したことを示すために,t_r_interfaceに六面体と四面体の接合面が
  出力されるようになります。

 ◦CADASメッシュファイルの読み込みルーチンを改善
  EMSIでのCADASメッシュファイルの読み込み対応に伴い,EMSolutionとEMSIで
  メッシュリーダーを改善しました。
  なお,EMSIではCADASポストデータファイルの読み込みには対応できておりません。

 ◦メッシュ作成単位UNITの拡張
  メッシュ作成単位を$\mu m$として作成し,Handbook「10. 入出力ファイル」の
  UNIT=2:$\mu m$としてEMSolution内部で$m$に換算できるようにしました。

◆ Bug Report
・COIL_FORCEのLOOP-の積分要素の電流方向分割数NDIV=1を再度修正
・COILのARCやGCEを遠方領域でFARCやFGCEに置き換えて計算するメッセージを一回の み出力に修正
・post_geomの出力プロパティ指定機能NO_OUTPUT_MATSやSUF_OPTIONのギャップ 要素の出力不備を修正
・定常電流場解析時の等ポテンシャル面のエラーを修正
・r12.0.4でのスライド運動機能のバグを修正

2017.10.12バージョン情報

EMSolution r12.0.4 をアップデートしました。

2017.06.23バージョン情報

EMSolution r12.0.3 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.3をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
 ・定常周期性を利用した反復計算時の初期値設定
  TP-FEM法の考えを一般的な過渡解析にも適用すれば,反復回数を削減できると予想されます。本機能をEMSolutionに実装し,幾つかのモデルでその有用性を示せましたのでご紹介いたします。

 ・永久磁石の減磁解析
  一般に,埋込永久磁石形回転機(IPMモータ)では,電機子巻線の発生する磁束が大きすぎると,永久磁石の動 作点がクニック点を超えて不可逆減磁してしまう恐れがあります。また,短時間であっても過負荷運転(始動時 等)時には,高温になる場合があり,いわゆる熱減磁が起こる可能性があります。
  この度,EMSolutionに減磁解析機能を追加いたしましたのでご紹介します。

2017.04.28バージョン情報

EMSolution r12.0.2 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.2をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ Bug Report
 ・要素量の解析結果をFEMAPで表示した場合,分布がおかしい

2017.01.26バージョン情報

EMSolution ver.12.0.1をリリースしました。

EMSolution r12.0.1をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
 ・周期境界面における電流場解析
 ・フローティングライセンス