電磁界解析ソフトウェアEMSolution

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2019.10.24バージョン情報

EMSolution r12.0.14をリリースしました。

EMSolution r12.0.14をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・outputファイルへの全ステップ出力をオプションに変更
 r12.0.10にてoutputファイルにはデフォルトで全ステップ出力するように変更したのですが,r12.0.10以前のようにデフォルトでは指定したステップのみ出力し,オプションにて全ステップ出力を指定するように再変更しました。新たにオプション「ALL_STEP_OUTPUT」(Handbook「7. 初期条件」)を追加し,ALL_STEP_OUTPUT=1の時のみ出力するように修正しました。

・低周波誘導電流解析の解析結果でステップ数が増えている。
 r11.2.3にて磁場ソースのプロパティに導電率を設定した場合,強制的にゼロとするように変更しましたが,磁場ソースに導電率を設定してオプションを追加して渦電流計算できるように変更しました。
 新たにオプション「CAL_Je」(Handbook「17.2 内部電流ソース」)を追加し,CAL_Je=1の時渦電流計算できるようにしました。

◆ Bug Report
・複素透磁率を使った解析結果(回路の電流値など)が大幅に異なる。
・磁場ソースを3個以上使用してRegularizationを使用した初期値をリスタート
 計算するとエラーとなってしまう。

・低周波誘導電流解析の解析結果でステップ数が増えている
・Jiles and Athertonモデルで磁気エネルギーmagnetic energyを出力すると
 強制終了してしまう。

・COILを使用した計算でmagneticファイルを出力するとメモリエラーとなる場合が
 ある。

・COIL使用時にICCGがNanになる場合がある。

2019.02.28バージョン情報

EMSolution r12.0.10 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.10をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・導電率の温度依存解析
導体の温度に対して導電率を変更して解析する機能を追加いたしました。導電率―温度曲線と要素またはプロパティの温度を設定して渦電流解析を行うことができます。

・磁化特性の温度依存解析
磁化特性(BHカーブ)の温度依存解析を追加いたしました。温度依存のように適当な物理量に依存したBHカーブを設定しても解析できるかと思われます。

・永久磁石の減磁解析
温度ごとのBHカーブを入力として計算ステップ中で温度が変更した場合にその温度のBHカーブを使用して解析できるように機能拡張いたしました。

・ポスト処理における周波数分解
周波数ごとのスペクトルを出力できるようにしました。

・任意導体断面の通過電流量出力
任意断面の通過電流量出力機能「CUR_FLUXオプション」について,例題を設けました。
通過電流量が必要となる解析対象,例えばバルク導体解析や三次元誘導機解析のロータバーとエンドリングの電流量の出力等にお使いいただければと思います。

2018.07.17バージョン情報

EMSolution r12.0.8 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.8をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・ポスト処理における周波数分解機能
磁束密度や渦電流密度を周波数分解するポスト処理機能を,機能制限はありますがリリースします。
未対応機能はCOIL_MOTIONのDEFORMの変形領域です。

・EMYのプレリリース
EMSolutionのinputファイルを汎用フォーマットYAMLベースで記述できるEMYフォーマットをプレリリースします。
入力項目をタグ指定で入力できるため,パラメータサーベイ等の設定がしやすくなると思われます。

◆ Bug Report
・永久磁石の減磁解析の磁化方向指定に関する不具合

2018.03.16バージョン情報

EMSolution r12.0.6 をアップデートしました。

EMSolution r12.0.6をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 機能追加
・磁気特性モジュールを正式にリリースしました。
これまでリリースしていた,以下の4モジュールをまとめて磁気特性モジュールとしてリリースします。

    磁気特性モジュール
     ・二次元磁化異方性モジュール ( ANISOTROPY2D )
     ・ Jiles-Athertonモジュール
     ・永久磁石の減磁解析モジュール
     ・ 磁化特性(BHカーブ)と導電率の温度依存モジュール
     *なお,磁気特性モジュールはヒステリシスモジュールに含まれます。

・モータビヘイビアモデルを正式リリースしました。
PMSMやSyn.RMに使用できる鎖交磁束モデルによるビヘイビアモデルモジュールを正式にリリースしました。MATLAB/Simulinkでの非線形モータ素子として使用できます。

・静電場解析で帯電誘電体を模擬できるようにEPOTSUFを機能拡張しました。
これまで帯電モデルは導体の表面電荷として与えるのみでしたが,誘電体表面に表面電荷を与えて解析できるようにしました。

・EMSOJsonをプレリリースします。
 EMSolutionのoutputファイルに出力される物理量をJSONフォーマットとして出力する 機能”EMSOJson”を追加しました。r12.0.6より,新たにoutput.jsonファイルが出力されます。outputファイルはこれまで通りの内容で出力されます。JSONフォーマットはPython等で簡単にデータ抽出や処理ができますので,是非ご利用ください。
 詳しくは,モジュールもしくはインストーラ添付のEMSOJson_ドキュメント(html)をご参照ください。

・その他改善項目
 ◦時間変化関数の解析式にCOS式の位相を設定可能
  TCYCLEの次にPHASE4を追加しています。
  直流重畳三相電流を模擬できるようになります。

 ◦六面体と四面体の結合(QUAD_TRI)を2ポテンシャル境界で使用可能
  対応したことを示すために,t_r_interfaceに六面体と四面体の接合面が
  出力されるようになります。

 ◦CADASメッシュファイルの読み込みルーチンを改善
  EMSIでのCADASメッシュファイルの読み込み対応に伴い,EMSolutionとEMSIで
  メッシュリーダーを改善しました。
  なお,EMSIではCADASポストデータファイルの読み込みには対応できておりません。

 ◦メッシュ作成単位UNITの拡張
  メッシュ作成単位を$\mu m$として作成し,Handbook「10. 入出力ファイル」の
  UNIT=2:$\mu m$としてEMSolution内部で$m$に換算できるようにしました。

◆ Bug Report
・COIL_FORCEのLOOP-の積分要素の電流方向分割数NDIV=1を再度修正
・COILのARCやGCEを遠方領域でFARCやFGCEに置き換えて計算するメッセージを一回の み出力に修正
・post_geomの出力プロパティ指定機能NO_OUTPUT_MATSやSUF_OPTIONのギャップ 要素の出力不備を修正
・定常電流場解析時の等ポテンシャル面のエラーを修正
・r12.0.4でのスライド運動機能のバグを修正
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