EMSolution r12.0.16をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。
◆ ダウンロード
・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)
◆ 機能追加
磁気エネルギー密度分布の出力(magneticファイル)
magneticファイルに磁気エネルギー密度($J/m^3$)を出力するようにしました。
要素量として,elem-5に出力します。
電束密度と静電エネルギー密度分布の出力(electricファイル)
静電界解析(STATIC=2)で出力されるelectricファイルの内容を改訂しました。
CURRENT=1:電束密度($C/m^2$),CURRENT=2:電界強度($V/m$)に変更しました。
また,静電エネルギー密度($J/m^3$)を要素量としてelem-5に出力します。
LINE_INPUTの折れ線入力
スライド定義辺の定義方法であるLINE_INPUTはr12.0.1で線上ではなく線分でスライド面を抽出するように修正しましたが,折れ線で入力し,スライド面を抽出できるようにしました。
Femapポストデータファイルの新しいファイルフォーマット1051対応
r12.0.16より,Femapのポストデータファイル(magnetic等)は,新しいファイルフォーマット「1051」で出力されます。これに伴い,EMSIでの読み込みにも対応しています。
Windows版新USBライセンスキーのプレリリース
現在のWindows版USBライセンスキーSentinel SuperProの開発終了に伴い,新USBライセンスキーSentinel HASPへの移行を進めています。
正式リリースは次のバージョンアップとなりますが,r12.0.16より新USBライセンスキーもご使用いただけるようになります。
なお,新USBライセンスキーではr12.0.14以前の実行モジュールはご使用いただけなくなりますので,ご注意ください。
Femapフォーマットの入力メッシュファイルが20.1(2020.1)まで対応
pre_geom(2D).neuのFemap Neutral fileフォーマットが,EMSolution r12.0.14まではFEMAP v10.3までの対応となっていましたが,EMSolution r12.0.16よりFEMAP 20.1
(2020.1)まで対応いたしました。
Femapポストデータファイルの新しいファイルフォーマット1051対応
EMSolution r12.0.16より,Femapのポストデータファイル(magnetic等)は,新しいファイルフォーマット「1051」(FEMAP v10.2以降に対応)で出力されるようになりました。これによりファイルサイズが最大40%小さくなります。また,EMSIでの読み込みにも対応しています。
Femapフォーマットの出力メッシュファイルにプロパティデータを出力
出力メッシュファイルである「post_geom」,「boundary_surface」,「t_r_interface」のFemap Neutral fileフォーマットに,
プロパティデータおよびダミーのマテリアルデータを追加で出力するようにしました。
入力データの不備等により,ICCG反復計算時のエラー処理を追加
入力データのデータの不備等により,ICCG反復計算時の右辺ベクトルに「NaN」や「Inf」など数値でない値が検出された場合,直ちに計算を中止するように変更しました。
Windows版でバッチ実行した際のエラーメッセージウィンドウを出力しないように変更
Windows版で実行した際に,入力データの不備等で,エラーメッセージがウィンドウが表示されます。r12.0.16よりバッチ処理実行時はエラーメッセージを出さずにエラー処理して計算中止するように変更しました。
◆ Bug Report
・Playmodelのポスト処理のみを実行すると,計算が異常終了する。
・PHI_OPTION=1とした場合,誘導電動機のリスタート(AC→Transient)で
回転子のトルクがおかしい。
・PHI_OPTION=1とした場合,SUFCURのポスト処理結果がおかしい。