電磁界解析ソフトウェアEMSolution

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2024.12.04バージョン情報

EMSolution 2024.11.1をリリースしました。

EMSolution 2024.11.1をリリースしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。

◆ ダウンロード
 ・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)

◆ 新機能
■input.jsonフォーマットに対応
 固定フォーマットテキストベースのinputファイルを,JSONフォーマットに対応しました。従来のテキストベースのinputファイルを用いてEMSolution 2024.11を実行すると,JSONフォーマットに変換された(inputファイル名).jsonファイルが出力されます。もちろん出力されたJSONファイルを用いて実行できます。
簡単にですがサンプルとPythonでのパラメータ変更例を示しましたのでご参照ください。
 ・input.jsonフォーマットの対応

■ TP-EEC法の補正回数の設定
 TP-EEC法の補正回数は従来制限がなく,補正ベクトルがほぼゼロの場合でも補正しておりましたが,補正回数を明示的に設定するオプションを追加しました。

input定義:
* NO_STEPS * INITIAL_TIME * DELTA_TIME * NO_DATA * CYCLE * N_CORRECT * N_BACK * TP_EEC_OPTION * TP_STEP * TP_STEP_OPTION * MAX_NO_CORRECTION *

MAX_NO_CORRECTION:TP-EEC法で補正される上限回数。デフォルト=0:回数指定なし

■ 解析途中の電流・電圧・コイル鎖交磁束のモニタリング機能
 これまで計算途中では計算結果を確認することができませんでした。そこでoutput_realtime(テキストフォーマット)とoutput_realtime.json(JSONフォーマット)に,CIRCUITとNETWORKの計算結果をステップごとに出力する機能を追加しました。デフォルトで出力されます。

■ エラー&ワーニング出力方法の変更
 エラー項目とワーニング項目の出力方法を変更しました。内容によって最初に項目が出力されます。
・invalid_argument:
 不正な引数。input設定パラメータに関する不備。

・logic_error:
 プログラムの実行前に検出可能なエラー。データ不整合に関する不備。
  例:スライド辺が設定されていないなど。

・runtime_error:
 プログラム実行時にのみ検出可能なエラー。
  例:メモリーアロケーションエラーや右辺項ゼロなど。

■ Pythonから実行可能なモジュールpyemsolを開発しました。
 βバージョンとしてリリース致しますので,もしご使用になられたい方は"こちら"からお問い合わせください。

<追加情報>output.jsonフォーマットの変更
 従来のoutput.jsonフォーマットは可読性が低かったため,より使いやすくするためにフォーマットを一新しました。簡単にですが仕様とPythonでのデータ抽出方法を以下にまとめました。
 ・output.jsonのフォーマット改訂

◆ バグフィックス
■ AC解析で線形計算が非常に時間がかかる場合がある
 2023.11にて修正した内容が他の計算で収束が悪化することが判明したため再度修正しました。
 →2024.11にて修正しました。

■ MESHED_COILを使用した場合に
 post_geomにMESHED_COILデータが正しく出力されない
 2023.11にてCOIL_MOTIONを拡張した際に入り込んだバグです。
 →2024.11にて修正しました。

2024.02.09バージョン情報

EMSolution 2023.11.1 をリリースしました。

ライセンス認証において,修正と拡張を行いました。

具体的にはパッケージを切り分け,追加モジュールとして購入いただけるように変更しました。

⇒パッケージ構成および追加モジュールは,こちらをご覧ください。

2023.12.04バージョン情報

EMSolution 2023.11.0 をリリースしました。

■EMSolution 2023.11 について
ライセンスプロテクト方式をFlexNetに変更しました。バージョン名も「r13.0」から「2023.11」に変更します。
新ライセンスプロテクト方式により,フローティングライセンスをWindows/Linuxともに使用することができます。
従来のプロテクト方式はr12.0までの対応とし,今後は新ライセンス方式のみでのサポートに移行します。

◆ 新機能
<重要>output.jsonフォーマットの変更
 従来のoutput.jsonフォーマットは可読性が低かったため,より使いやすくするためにフォーマットを一新しました。
 従来のoutputファイルの内容とほぼ同じ内容を三つのファイルに分けて出力します。

・ mesh_info.json
 メッシュに関する情報をjsonフォーマットとしてまとめたもの
・ convergence_history.json
 反復計算のSummary情報をjsonフォーマットとしてまとめたもの
・ output.json
 従来のoutput.jsonフォーマットを一新したもの。
 テキストで表示して項目が見やすくしました。
仕様は別途まとめていますのでご参照ください。

B_INTEGでのOpenMP並列計算のデフォルト使用
 B_INTEGはポスト処理で行われますが,従来r12.0まではOpenMPによる並列計算を実行するには追加モジュール"Parallel module"が必要でしたが,この度デフォルトでB_INTEG計算時にOpenMPによる並列計算ができるように仕様を変更しました。
使用するにはPARALLEL_NOに並列数を入力してください。

OUTPUT_STEP_NO機能の追加
 従来,リスタート計算時に出力されるステップ数は1からふりなおされていましたが,出力する開始ステップ番号を設定するオプションを追加しました。

 input定義:
  * INITIAL_STEP * DATA_TYPE * INITIAL_PHASE * MULTI * OUTPUT_STEP_NO *

 OUTPUT_STEP_NO:
  出力するステップ数の一つ前の番号。デフォルト=0

Bn=0またはHt=0境界面内の指定面要素によるHt=0面またはBn=0面の設定機能
 FAR_BOUNDARY_CONDITIONやNO_DIRICHLET_PLANE, NO_NEUMANN_PLANEで定義した境界面の一部を逆の境界条件(例えばDIRICHLET_PLANE(Bn=0)の一部の面をHt=0面)として定義したい場合に,境界面上の面要素を指定して境界条件を与えることができるようにしました。

 * NO_DIRICHLET_PLANE * NO_DIRICHLET_SURFACE *
 * NO_NEUMANN_PLANE * NO_NEUMANN_SURFACE *
  NO_DIRICHLET_SURFACE:Bn=0面を指定するプロパティ数
  NO_NEUMANN_SURFACE:Ht=0面を指定するプロパティ数

 NO_DIRICHLET_SURFACE>0,NO_NEUMANN_SURFACE>0の場合,以下の行を入力
 * PROP_IDS *
  PROP_IDS:面要素のプロパティID

磁性体以外の領域の磁界強度H出力機能
従来,MAGNETIZATION=-1:磁界強度の出力機能では磁性体領域のみの磁界強度Hを出力していましたが,非磁性体領域のHも出力するように変更しました。

◆ Bug Report
EMSolution 2023.11にて修正いたしました。
 inputファイルの一行読み込み方法改訂

 指定面通過電流の算出の修正

 面要素に対するチェック機能

 温度依存(TEMP_DEPEND)でのtemperature.datファイルのフォーマット不具合

2023.11.01お知らせバージョン情報

EMSolutionのリリースナンバー変更のお知らせ

次期EMSolution のバージョンアップでは、それまでのr12.0のようなリリース番号から、新しくYY.MMバージョンにリリース番号が変更になります。
例えば、2023年11月にリリースされたバージョンでは、以下のリリース番号となります。

  EMSolution 2023.11.X

マイナーバージョンアップの際は、Xが更新されます。

ご不明な点がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。

2023.10.04お知らせ

EMSolutionのバージョンアップとライセンス管理方法の変更のお知らせ

次期リリース予定のEMSolution r13.0において、ライセンス管理方式を変更することとなりました。
ライセンス管理方式の変更にともないインストール方法も変わることから、事前にライセンス管理方法の変更の概要とそれに向けての手続きについて連絡させていただきます。

ライセンス管理方法の変更についての詳細は、「ライセンス管理方法変更の概要と手続きについて」をご参照ください。
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