EMSolution r12.0.6をアップデートしました。
以下よりダウンロードし,ご利用ください。
◆ ダウンロード
・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)
◆ 機能追加
・磁気特性モジュールを正式にリリースしました。
これまでリリースしていた,以下の4モジュールをまとめて磁気特性モジュールとしてリリースします。
磁気特性モジュール
・二次元磁化異方性モジュール ( ANISOTROPY2D )
・ Jiles-Athertonモジュール
・永久磁石の減磁解析モジュール
・ 磁化特性(BHカーブ)と導電率の温度依存モジュール
*なお,磁気特性モジュールはヒステリシスモジュールに含まれます。
・モータビヘイビアモデルを正式リリースしました。
PMSMやSyn.RMに使用できる鎖交磁束モデルによるビヘイビアモデルモジュールを正式にリリースしました。MATLAB/Simulinkでの非線形モータ素子として使用できます。
・静電場解析で帯電誘電体を模擬できるようにEPOTSUFを機能拡張しました。
これまで帯電モデルは導体の表面電荷として与えるのみでしたが,誘電体表面に表面電荷を与えて解析できるようにしました。
・EMSOJsonをプレリリースします。
EMSolutionのoutputファイルに出力される物理量をJSONフォーマットとして出力する 機能”EMSOJson”を追加しました。r12.0.6より,新たにoutput.jsonファイルが出力されます。outputファイルはこれまで通りの内容で出力されます。JSONフォーマットはPython等で簡単にデータ抽出や処理ができますので,是非ご利用ください。
詳しくは,モジュールもしくはインストーラ添付のEMSOJson_ドキュメント(html)をご参照ください。
・その他改善項目
◦時間変化関数の解析式にCOS式の位相を設定可能
TCYCLEの次にPHASE4を追加しています。
直流重畳三相電流を模擬できるようになります。
◦六面体と四面体の結合(QUAD_TRI)を2ポテンシャル境界で使用可能
対応したことを示すために,t_r_interfaceに六面体と四面体の接合面が
出力されるようになります。
◦CADASメッシュファイルの読み込みルーチンを改善
EMSIでのCADASメッシュファイルの読み込み対応に伴い,EMSolutionとEMSIで
メッシュリーダーを改善しました。
なお,EMSIではCADASポストデータファイルの読み込みには対応できておりません。
◦メッシュ作成単位UNITの拡張
メッシュ作成単位を$\mu m$として作成し,Handbook「10. 入出力ファイル」の
UNIT=2:$\mu m$としてEMSolution内部で$m$に換算できるようにしました。
◆ Bug Report
・COIL_FORCEのLOOP-の積分要素の電流方向分割数NDIV=1を再度修正
・COILのARCやGCEを遠方領域でFARCやFGCEに置き換えて計算するメッセージを一回の み出力に修正
・post_geomの出力プロパティ指定機能NO_OUTPUT_MATSやSUF_OPTIONのギャップ 要素の出力不備を修正
・定常電流場解析時の等ポテンシャル面のエラーを修正
・r12.0.4でのスライド運動機能のバグを修正