ここでは,簡単なモデルを用いた定常電流場解析機能について紹介いたします。本機能は"静電場解析"と共に実装された機能で,直流印加時の導体中の定常電流分布を求めることができます。電流場のみが解析対象ですので,電流による磁場分布も求めたい場合は,"直流電流場解析"をご参照ください。
Fig.1に示す多孔質を模擬した導体モデルを用いて,二次元解析を行います。上面から10Aの直流電流を印加し,粒状の導体を周りの導体の導電率の1/10としています。左右方向は周期境界条件としています。 Fig.2に電流密度分布図を示します。導電率が10倍異なるため,ほぼ粒状導体を避けるように電流が流れていることが確認できます。
次に,粒状の導体を不導体として解析してみます。この場合,定常電流場解析では導体部のみをモデル化すればよいので,粒状導体を除いたメッシュを使用することになります。Fig.3に電流密度分布図を示します。Fig.2と分布はほぼ同じとなりますが,不導体に入り込む電流はゼロとなります。
簡単ですが,定常電流場解析について紹介しました。本機能は導体部のみをモデル化することになりますので,空気等の不導体部のメッシュは必要ありません。定常電流場を解析したい場合に有用だと思われます。
次に,粒状の導体を不導体として解析してみます。この場合,定常電流場解析では導体部のみをモデル化すればよいので,粒状導体を除いたメッシュを使用することになります。Fig.3に電流密度分布図を示します。Fig.2と分布はほぼ同じとなりますが,不導体に入り込む電流はゼロとなります。
簡単ですが,定常電流場解析について紹介しました。本機能は導体部のみをモデル化することになりますので,空気等の不導体部のメッシュは必要ありません。定常電流場を解析したい場合に有用だと思われます。
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