EMSolutionの電流磁場ソースの一つであるPHICOIL(ポテンシャル電流ソース)は、コイルが複雑な形状であっても、導体断面に電流流入面を面要素として定義するだけで簡単に使用することができます。 "PHICOILを用いた静磁場解"では、電流に周期性がある場合についても述べました。 ここでは、PHICOILの設定方法について説明いたします。
コイルのみをモデル化し、60度の回転周期境界条件で、対称周期境界(SYMMETRY =0)とした場合をFig.1に示します。コイルは周期境界面を通じて接続しているものとします。このとき、Fig.1に示すように、PHICOIL定義面である電流流入面を周期境界面以外に定義してください。この定義面はギャップ面としても使用しますので、コイル導体から一層外側まで面要素を作成してください。これは、ギャップ面により導体を流入側と流出側に分け、その間にPHICOILを定義して電流を与えると考えればわかりやすいかと思います。電流方向は、面の定義方向が正方向となります。
Fig.1に電流分布の結果を示します。対称周期境界条件(1周期回転すると同じ方向になる条件)に なっています。また、PHICOIL定義面を挟んで電流は連続となっています。反対称周期境界条件(SYMMETRY=1)とすると、一方の電流が反転し ます(Fig.2)。
参考のため、Fig.3に0度および60度が鏡面境界条件(
鏡面対称境界面と同様に、周期境界面においても境界面でのPHICOIL定義が望ましいのですが、現状対応できておらずご不便をおかけします。周期境界条件と電流流入面、それにギャップ面の条件が重なって現れることからその判断が難しく、上記のような使い方となってしまいます。ご利用の際はご注意ください。今後の対応とさせていただきます。
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