電磁界解析ソフトウェアEMSolution

SUFCURの非対称位置あるいは周期境界での使用法

概要

従来、SUFCUR(面流入電流ソース)は対称性のあるBn=0面で定義することとしてきましたが、そうでない場合もギャップ要素と組み合わせれば定義できます。

解説

例として、閉ループでの面流入電流ソース(SUFCUR)に示したモデルで、SUFCURの位置を変更した場合について、Fig.1に示します。SUFCURを定義する面要素と重ねて、ギャップ要素も定義しています。 Fig.1と閉ループでの面流入電流ソースFig.1を較べていただければわかりますが、結果は全く同じです。

Fig.1  SUFCURを非対称位置に
配置した場合の電流分布

次に周期境界条件で用いた場合を示します。上のモデルを4分割し、Fig.2の様なモデルを考えます。この場合も、SUFCURに重ねてギャップ要素を定義する必要があります。ギャップ要素は体積要素に向かう方向に定義して下さい。 電流流出面を定義する必要はありません。90度回転対称を用いて計算した結果を、Fig.3に示します。Fig.1と全く同じ結果となっています。

Fig.2  SUFCURを周期境界に
使用した時のメッシュモデル

Fig.3  SUFCURを周期境界に
使用した場合の電流分布

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