必要な精度を得るためにICCG法やニュートン・ラフソン法の収束条件をどのようにするかは大きな課題です。 おそらく十分な精度を得るために、収束条件を厳しくする例が多いかと思いますが、収束条件を厳しくしますと、計算時間がかかることになります。 問題により、あるいは求める物理量により必用な収束条件は異なってくると思われ、 一概に指針を与えることは困難ですが、ここでは、TEAM Workshop Problem 20を例として、考察して見たいとおもいます。
繰り返しごとの非線形計算時の残差と磁場の変化の最大値(
計算は、コイル電流4.5kAの場合です。
これから見ますと、残差と
Max delta B | 吸引力(N) | 平均磁束密度 (センターポール,T) | 平均磁束密度 (脚鉄,T) |
---|---|---|---|
0.5 | 85.9404 | 2.08307E+00 | 4.55299E-01 |
0.2 | 76.3840 | 2.00550E+00 | 4.39149E-01 |
0.1 | 76.2724 | 2.00512E+00 | 4.39034E-01 |
0.01 | 76.2712 | 2.00510E+00 | 4.39021E-01 |
1.00E-06 | 76.2712 | 2.00510E+00 | 4.39021E-01 |
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