"ギャップ要素面の交差" において、導体ソリッド要素をギャップ面で切断する場合を説明しましたが、ここでは、導体を面要素で近似した場合を示します。
Fig.1に解析モデルを示します。本モデルは、"非磁性薄板の面要素による解析"で示しましたモデルにギャップ面を入れたものです。x > 0の領域はソリッド要素で導体を近似し、x < 0の領域は非磁性薄板要素で近似しています。y=0,z=0に関しては対称としています。ギャップ面以外の条件は、"非磁性薄板の面要素による解析"と同じです。Fig.2に結果の渦電流密度分布を示します。ソリッド要素と面要素の両側で良く一致しており、ギャップ面が同じように効果を持っています。ただ、このメッシュモデルでは、分割が粗く、精度は期待でき無いことをご了解下さい。 ギャップ面や導体面の入力方法は従来と変わりません。薄板導体面をギャップ面で切断するためには、ソリッド要素と同じように導体面から要素一層以上のギャップ面を定義する必要が有ります。
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