ここでは、簡単な計算例により、静電場解析機能についてご紹介します。 まず、気中送電線の電場解析例を示します。
架線は直線として断面の二次元解析を行います。三相導体(U、V、W)と接地電位導体(G)がFig1の様に配置されているとします。三相の電線には実効50kVの交流電圧が加わるとします。y=0は地表面とし、電位ゼロとします。また、他の外境界も電位ゼロと仮定します。導体周りのメッシュはFig2の様にしています。導体表面に対して面要素(二次元の場合は線要素)を定義し、電位を与えます。
Fig3とFig4に、気中における電位ポテンシャルの分布と地表面の電界強度を示します。地表面は電位ゼロの等ポテンシャル面になっており、地表面に直交する電場のみとなります。
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